2016-01-01から1年間の記事一覧

冬の風

冬の風 この場所に 陽がさしてきます ほのかに暖かく 冬の一日 あなたに届いていますか 陽の光が遮るものもなくて あなたに降り注いでいますか あなたの心は温まっていますか 裏側の世界は 厳しい吹雪に見舞われて 行き先も見えない ぬくぬくと太った長者は …

贈り物

贈り物 何か送るものはありますか かたちのあるもの かたちのないもの かたちのあるものを貯めて かたちのないものを伝えて 本当に残せるものはありますか 後姿が華やかであったにしても 本当はごみ溜めのあだ花で 何もなくて 何も伝えるものがなくて それで…

書き直し

書き直し 「タイム・マシーン」の書き直し4回です。 もっと違う内容にしたかったのですが、でも私の世界。 さて、これからも書き続けることができるか? 音楽の世界が導いてくれるか。 ビートルズ、ボブ・ディラン、ツエッペリン、U2、コールド・プレイ、ブ…

タイム・マシーン

タイム・マシーン 小さな窓 小さな世界 ここが今見える世界 真っすぐ歩んで来たように見えても 右に折れて 左に曲がって さよならを言う前に 言葉を飲み込んで 自分の世界 空のバックを背負い 歩んで来たのに いつの間にか バックはガラクタばかりで 中身の…

不思議な話

不思議な話 また亡霊が闊歩してます 時の壁をすり抜けて 時の壁を乗り越えて 陽がさして 温もりが届くころ この暖かさが 今日も生きている証 足元に注意を払いながら 一歩一歩 すべって転ぶのはごめんだ 過去を学ぶ人がいて 過去を忘れる人がいて 学ぶ人 学…

楽園その後

楽園その後 たどり着きましたね ここが楽園です 摩天楼の天上 すべてが手に入って 下界は凡人の山 栄華を欲しいままに これからも変わらず 自分たちのもの 摩天楼の魔物は みんなが作り出したもの 今更声をあげたとしても 後の祭り 錆びた鉄は 革新を怠った…

楽園

楽園 このドアを開けると 別の世界が見えてくる 今あること 今日もあること 当たり前のように生きる 激情の時を過ぎて 冷静になればなるほど 内在する矛盾と 内在する現実に向き合う 誰も見ない 誰も語らない風景 寂れた街並み シャッターを下ろした商店街 …

天と地

天と地 境のない夢 現実にありえない夢 だから夢なのか 地べたに子供が転がり 大人は知らない 手を挙げる 重さに耐えられなくて 潰れる家族 当たり前のように 誰も答えを持っていない ここに現実が 今日も耐えられない 荷物を背負いながら 頼りなく歩む ただ…

時代は変わりましたか?

時代は変わりましたか? 頼りなくふらふらと 歩きながら 問いかけます 何も持たない人たちが さまよいながら 時の流れのままに 答えを見出せず この世を去ってゆくのを 時代は変わりましたか? 富める者は 最後まで恵まれて その子孫までも富み続ける 貧乏者…

夢の続き

夢の続き 突然起き上がる 追い詰められて 逃げ場所のない夢 救いのない場所 天を仰ぐ 突然起き上がる 深い眠りの中で もう一人の自分が 勝手に動きだして 戦いに挑む 徒労のような戦いに 拳を振る 突然起き上がる 幾つもの顔が 幾つもの想いが 散らばって 乱…

陶酔

陶酔 この香りのために 当たり前のように 通り過ぎて 自分を振り返る 春の時 花びらが舞って その木の下で 希望に満ちて旅立つ つないだ手は暖かく呼吸している 夏の時 陽の光に満ちて 天を目指して すくすくと育ってゆく 遮るものなく 明るくも哀しい未来 …

私は何者なのか

私は何者なのか 完全な人間などいない 心がかけている 体がかけている それでも踊る それでも歌う 高い壁があって 乗り越える目標があって 全てを乗り越えて それでも踊る それでも歌う 五体満足で 心のかけたひと 巷には沢山いますよ 自分のことなどわから…

涙の訳は?

涙の訳は? 涙の訳は いろいろありますよね 言葉にするだけの それほどの意味はないよ 涙の訳は 一人で背負うには あまりにも大きくて あまりにも小さくて それほど人は優しくないよ 涙の訳は 自己中の人 男勝りの人 飲んだくれの過去の人 いろんな人がごち…

クール

クール 立ち止まって考える 本当に冷静に 今あること 今日あること 立ち止まって考える 夜空一杯の星 嘘でしょ ここで? 立ち止まって考える どうして 本当のことを言えないの 正直に 今あること みんなで 怖いことなんてないよね 真実は一つ 立ち止まって考…

迷路

迷路 右を行けば楽な道 左を行けばいばらの道 分かるわけないさ その時点では 選択肢はいろいろあるけど さてどの道を選ぼうか 上にあがれば天に近く 下にさがれば泥沼 静かに階段を登ってきたのに 本当は下に落ちていた訳で それすら気づかない 気持ちのア…

ドアをたたく人

ドアをたたく人 久しぶりに ドアをたたく人 あなたは何者ですか 良い便りですか 遠い過去の世界から 私を探しに来た使者ですか それとも 遠い未来の世界から 今を知らせに来た使者ですか どれだけ待っても 良い便りなど来なくて 待ちくたびれて 夢のない 年…

心を伝える人

心を伝える人 些細な事 日常のありふれたこと それでも 伝える言葉を持っていますか 解放されるために 自分の言葉を持っていますか 自由になるために 自己犠牲の日々を 耐えましたか 如何に理不尽でも 真実も正義もなくて 誰も振り向いてはくれなくても それ…

不思議な・・・・?

不思議な・・・・・? 外れた音の世界 外れた頭の世界 奇妙な出来事の連続 人知れぬ声 人知れぬ心 この暗闇をすり抜けて 地上の陽を浴びることが またあるのでしょうか また調子はずれの音が 周りを包み込む この世界の真ん中で 難解でもあり 単純でもありな…

時を奏でる

時を奏でる 幾重にも 過去の想いを重ね ある時は 無為に過ごしたこと 毎日が同じことの繰り返しで 当たり前のように ひとりたたずむ 幾重にも この時の想いを重ね ある時は この世の中心に 自分が存在すること 言葉は私の言葉 ひとりたたずむ 幾重にも 束ね…

心の壁

心の壁 悲しいかな いろいろな色があって いろいろな模様があって いろいろな思いがあって 何も思うことができない人もいて それでも僕たちの世界 悲しいかな 壁を作ったとしても すべては自分の中にあって すべてはあなたの中にある 言葉はなくても 聞くこ…

One of Them(その中の一人)

One of Them (その中の一人) 雨が降っていて することもないので 雨音の流れを追っている 車が通るたびに はじける雨の音 鳥たちが負けじとさえずる 「この雨はいつまで降るんかい」 儚いもので 考えもしないうちに 年を取り その他大勢の人と同じく ありふ…

立ち止まるな

立ち止まるな 色を重ねて 無色にするために どれだけの時間と どれだけの嘘を 言葉を重ねるたびに 無意味な言葉を選んで 空虚に放つ 見えない壁に向かって 目をこすって 見えないふりを 見えていたとしても 瞳の中は空っぽ 何も聞こえない 何も語らない 何も…

それがどうしたと言うの?so what?

それがどうしたと言うの? So What? わかりきったことを 何度くりかえしても 誰も答えを持っていない 内なる声に耳を傾ける 巨大な赤茶けた建物の上で 無駄口をたたいているうちに 張り子の虎は まるで真実のように 肉体をほしいままにする 内向きに 両目を…

手紙(宛先なし)

手紙(宛先なし) 拝啓 元気で過ごしていますか 月日の経つのは早いもので 十分に年を取ってしまいました(まだ気持ちは若いのですが) 私が過してきた時代の風景を思うと 自分の生き方の原点が見えてきます ビートルズに始まり 時代のうねりが こんな地方ま…

善と悪の狭間で

善と悪の狭間で 天上から使わされし者 無辜であるもの すべてが今日の出来事であったにしても あなたは留まるべき人 ある者のために それだけのために 悪を体現し善をなす者 善を体現し悪をなす者 カブキモノは 現世の悪を善となすために使わされし者 垣間見…

儀式

儀式 すべてには始まりがあり すべてには終わりがある 田舎の少年が夢見たもの この現実から抜け出すため 失ったものが多いにしても この風景から逃れるため すべてには始まりがあり すべてには終わりがある もしかして 自分が違った人間になれると 自分が選…

伝言ゲーム

伝言ゲーム この短い時の中で 伝える言葉を持っていますか 私たちが生きてきた時 平穏で穏やかな時 そんな時の流れのままに 傍から見えてしまいますが 本当にそうですか この短い時の中で 伝える言葉を持っていますか 野を駆け抜け 小高い山を登り切って 穏…

上がって下がって(UP&Down)

上がって下がって (UP&Down) Down 下がって 毎日が退屈で 同じことの繰り返し 新しいこともなくて それでも 人に交わることは かえって面倒だ UP 上がって お気に入りの音楽を聴いて 今日も暮れてゆく それでも 今日は楽しい一日 人に会うことが…

時の塔

時の塔 夢の中を通り過ぎて 閉ざされた部屋の中に ひとりたたずむ 下の下の下 どうして この場所に 夢の中を通り過ぎて 現実の世界ですか 近未来の実相ですか 過去の話ですか どうして この場所に 夢の中を通り過ぎて 極端な言葉を発して 大衆の不安を煽り …

Are you happy? 2

Are you happy ? 2 本当に幸せですか 感じることができますか 人を見ては羨み 自分を見ては卑下し 毎日が楽しいですか 朝から昼も夜も 一日中内も外も テレビに映し出される 顔のない顔 嘘を上塗りする顔 毎日がそんな顔の連続で 見飽きてしまう こじんまり…