2015-01-01から1年間の記事一覧

踊る人

踊る人 踊りなさい 笑いものになっても 後指差されても 忘れ去られても 答えを見つけるまで 踊りなさい ありとあらゆる ありったけの 欲望をさらけ出して 怒りの矛先を 見失ったとしても 踊りなさい 見栄も外聞も かなぐり捨てて 甘い言葉をやり過ごし 踊り…

見果てぬ夢

見果てぬ夢 ある時は 夢想する 無敵の主人公のように 悪を蹴散らし 額のような庭の中で 至福の時を過ごす ある時は 道化になる 周りの関心を買うために ただ注目を浴びるためだけに 心の隙間を見抜いては 笑いを誘う ある時は 孤独な旅人のように 人を求め …

そしてあなたは解放される(再)

そしてあなたは解放される(再) 失われた言葉 40数年の時を経て 今もまだ 自分を探す旅 私たちは あたりまえの日々を過ごしながら 激しい雨をやり過ごし それでも忘れることのできない記憶 閉ざされた空間 叫びをあげても 跳ね返される白い壁 自問自答の日…

paradise 2 (つづき)

paradise 2 (つづき) このドアを開けると 別の世界が現れる この地も 未来につけをまわすもの 人類が制御できないもの 歴史の中で二度も 悲劇を繰り返す 愚かな為政者たち 想定外の想像力のなさ 未来の子供たちに 残すことができるものは そして この世界…

paradise 2

paradise 2 このドアを開けると 別の世界が現れる 乳母車に乗った赤ちゃん 母親と目が合うと 足をばたつかせる 幸せなひと時 無辜な瞳に映る 母の愛 そして この世界 このドアを開けると 別の世界が現れる 争いのなか この地を逃れ 放浪の旅にでる 命からが…

教えてください

教えてください 命より大切なものがあるなら 教えてください 誰がどんな言葉で 戦いを正当化しても 心のない顔が テレビに大きく映し出される 食べ散らかし 捨て散らかし 飽食にまみれながら それでも高慢な言葉を吐きますか 命より大切なものがありますか …

paradise (パラダイス)

paradise (パラダイス) 今日も目覚め 惰眠を貪り すでに妻は仕事支度を終えて 後ろ姿を送る 今日はゴミ出しの日 人参ジュースと玉ねぎ入りホットミルク ありふれた日常の始まり 心のありようが 今日一日を招く 朝八時半に いつものように 階下の犬が悲しい…

壁 (再)

壁 (再) 境界線のない壁が 果てしなく続く夢 ありふれた言葉が 凶器のように降り注ぎ あなたを傷つけ わたしを捕らえる 視線が痛く思える時 私は他人の中の自分を知る 空高く叫ぶ声 聞くことのできない愛 すれ違う想い 別々の世界 別々の夢 すれ違う想いが…

Happy end

Happy end 無防備に生まれ 幾重にも 衣をまとい 今日まで生きて 自分をさがす旅 それでも Happy end 知識をまとい 常識に囚われ 重ね着の姿で 現実に生きるすべを 手に入れたとしても それでも Happy end この世は 形の整った 後ろ姿の重ね着で まるで 着膨…

心地よい日々 (再)

心地よい日々 (再) 限りなくやすらかに 穏やかに時をこえ 過ぎゆく中に 記憶は揺らぎ 曖昧に言葉をかさねる 永遠の時が まるで嘘のように ひと時の逢瀬も ある時の別れも 曖昧に今日をかさねる 遠く続く道が すぐ手の中にあるように ひと時の思いのためだ…

歩きつづけて (再)

歩きつづけて (再) あたりまえの時を過ごしても 尽きせぬ思いは 言葉を交わす前に すれちがってゆく どのように生きても どのように時を過ごしても 答えは ありふれた日常に消えてゆく 時を駆け抜け 振り返らない時 言葉にならない 思いがこみあげ 深い悲…

失われた詩を求めて 3

失われた詩を求めて 3 至上の愛 7/4 21:09 転がるように のたうち回り それでも求める愛のかたち 答えることのない愛 求めればすりぬける 振り返ればすぐ近くに それでもかたちのないもの 誰ひとりとして 捕まえることのできないもの ・・・・・・・・・…

clocks(掛け時計)再

clocks (掛け時計) 再 いつもの時間に 階下の犬が 悲しい鳴き声をあげる 家人がいなくなって ひとしきり寂しい声をあげる 通りでは道路工事の いつもの騒音 ありふれた日常の始まり 時を刻み 部屋の中は 静寂に包まれる 私の居場所は 時の流れから 取り残さ…

私の居場所 (再)

私の居場所 (再) 私が私であるために 穏やかな時と ゆっくりと 狂気を聞きながら 暗い殻を舐める 私が私であるために レイラを聞きながら 過去 現在 未来の 愛しい人の 面影を追想する 私が私であるために 美しい日々を聞きながら 私と他者とのありよう 広…

深い河 (再)

深い河 (再) 裏切ることも あたりまえの計算の上で 二重の罠を仕掛けながら 腹の中であざ笑い ゲームの仕上げは どうしようか 永遠につづく すれちがいの 表と裏の顔 ゲームの仕上げは どうしようか 喜劇をよそおいながら 喜怒哀楽の谷間で 深く傷つき 空…

失われた詩を求めて 2

失われた詩を求めて 2 何故なら夜は 8/30 18:35 密かに息を凝らし 食い入るように 一点を見つめる その先にある物は 共生する世界の断片を つなぎ合わせたふぞろいの世界 ひとつかけ ふたつかけ それでも変わりなく ・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・…

私は好む(再)

私は好む (再) 暗闇を突き抜けて 疾走する輝けるスピード狂の 一瞬の光と影を 私は好む あてのない行きあたりばったりの 振り返っても心もたない闇の中で 埋没してしまう記憶を 私は好む 欲望のおもむくままに 人の良さそうなふりをして 心をもて遊びなが…

失われた詩を求めて

失われた詩を求めて 現実と仮想 10/2 22:52 赤い月が落ちて 暗闇の下でまた失われた 仮想の時 この時が現実なのか 仮想の世界なのか判然としない 狭間で立ち尽くす者たち ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ 月の裏側 9/21 23::34 その暗闇にあるもの…

私は解放される

私は解放される すべてのしがらみと つまらない説教 決まりきった言葉 夢のない想い 今の時が あたりまえのように 自分に向かってきても 避けることはできない それでもすり抜けながら 何とかやってきたけれど この俗物だらけの 生きる世界は 私の生きる世界…

追伸・・・?

追伸・・・? 再生できず。精神的ダメージ大きく回復の兆し無しです。

復元できず

復元できず 10月31日、早朝4時半目が覚めて、詩を書こうとして、約束の地の書庫を整理するつもりが削除してしまう。残念ながら今までの詩を保存しておらず。万事休す❗また始めから…。約束の地の題名、変更しようとして墓穴をほる。宗教的な題名を辞めて、私…

幻の花(再)

幻の花 (再) 眼蓋を閉じて 一瞬にして この場所にたどり着く 手を挙げて 眼蓋を閉じると この花にたどり着く 長い道のりを 一人来て また一人去る 音の世界をかいくぐり 人の世界をすり抜けて しがらみの世界を 放り投げて あてもなく旅たつ 川辺に咲く花の…

幻の花 2

幻の花 2 眼蓋を閉じて 一瞬にして この場所にたどり着く 手を挙げて 眼蓋を閉じると この花にたどり着く 長い道のりを 二人在りて また一人去る 出会いの時 そして別れの時 ひと時の交差と ひと時の記憶 心の触れ合いと 孤独な横顔 答えのない旅の 無為な…

yellow(黄色)

yelllow(黄色) イエローですか 言葉の先に 朝の太陽が浮かび 今日も良い一日ですか 歩きながら 度々振り返り 一時の快楽に 酔いしれる 幸福ですか 夕暮れの光がさして 今日も終わる 淡い光の中で ひとり佇む 慈しむ時があって 記憶の中 心を和ませる時があ…

隠れ場所を与えてくれ

隠れ場所を与えてくれ 砂嵐が去って 穏やかに 時が過ぎているように見えるけど もう一度聞いてくれ 探している穏やかな場所を 時の止まったこの谷間には ひと時の平和が 訪れようとしている それでもまたいつか みんなを引きずる暗黒の嵐が すべては他人事 …

ヒミコの夢

ヒミコの夢 遥か昔のこと 大地に雨が降り続き 大河のように 民を飲み込んで なすすべなく立ち尽くす時 一瞬の光の中に 天空の扉が開き 民を誘う 遥か昔のこと 酔いしれた儚き夢 豊穣に実をつける穀物 優しく頬撫ぜる風 遥か昔のこと 奏でる楽器の音色に 酔い…

答えのない風景

答えのない風景 記憶の片隅にあって 触れることのない セピア色の引出し 答えのない風景 失われたのか みずから時を止めた 子供ながらに 時が止まった 止まった時を 誰が戻して 誰が動かすのか 守るべき友 失われた友 声を上げることもなく 見守るだけでは …

真夜中をすり抜けて

真夜中をすり抜けて もうひとりの自分が 時をすり抜けて あの時に存在する 閉ざされた空間の タバコの煙と酒の匂い 音程のはずれたピアノ こんな濃密な時間に 出合うことの日常 駆け巡る血の流れ ひと時に留まることなく 時代を駆け抜ける 麻痺した精神 酔う…

ラブ レター (38年目の)

ラブ レター (38年目の) 時とともに生きて あなたとともに生きて 38年の歳月が流れ 階段を下りた ジャズ喫茶で会う 無為な時を あるがままに生きて 何の望みもなくて ただ孤独にさいなまれ 交差する時 いつも待ち続け 真夜中の放浪をつづける 孤独を癒…

サクラ

サクラ 一人の時も 二人の時も かえりみることなく 時の中で サクラはひとり 巡る時の中 サクラの下で 細やかな記憶の一ページ 振り返る すでに父も母もなく 記憶の中に生きる 寂しい横顔を知る かえりみることなく 時の中で サクラはひとり 時の流れの中で …