群衆の中の孤独
心の底から
叫んだとしても
私の孤独は
癒やされない
放浪の民は
熱狂する群衆の中で
ひとり孤独を噛みしめる
いくら叫んだとしても
この世界を救う
本当の癒しは訪れない
私はひとり
作られた言葉
心の底から
溢れ出る言葉
遊ぶ言葉
踊る言葉
時と生き
時と死す
誰も知らない
誰も答えない
私の中の孤独
続く言葉は
悲しみの性
喜びの性
選ぶことのできない性
それでも変わらず生きて
この場所で孤独を噛みしめる
この舞台の真中で